ゆうりしんぶん 2024年9月号


うごく、ゆうりくん

2024年8月のゆうりくん

ゆうりくんは、落ち着きがない。

お出かけ中も、踊る、歌う、手を叩く。
「うるっさい!それやめろ」いつも叱ってます。
でもまぁ、今月の「うごく、ゆうりくん」はね、
ゆうりくんが、踊っててくれたおかげで、つくりやすかったよ。

ゆうりくんの このムービーを観た感想は、
「やべぇな(苦笑) え?ボクってこんな感じ?」
自分を客観的にみる って、やっぱり大切だね。


青森屋 ふたたび

前回は 2018年10月。ゆうりくんが 5歳のときでした。
あ~、5歳のゆうりくんはかわいかったな~。
2018年10月はママが忙しかったので、
週末はおとうさんと二人で出かけることが多かったです。
ゆうりくんにとっても、ママ・おとうさんにとっても
ご褒美で行ったのが 青森屋でした。
初めての 星野リゾートだったと思います。
地域の誇りと おもてなし。すごく気持ちの良い滞在でした。

今回はおばあちゃんと一緒に行きました。
台風が来ていたので、今回も奥入瀬渓流に行けず。
いつか奥入瀬渓流ホテルにも行ってみたい。


ノースサファリサッポロ ふたたび

前回は、2023年9月。まだ 1年経っていないのに再訪しました。
行きたくなっちゃったんですよね。
ノースサファリサッポロは、おもしろ動物園ですけど、
全般的に動物の空間が狭くて、ちょっとかわいそうです。
来園客が餌を与えられるのは、たのしいんですけど、
奈良公園の鹿と同じで、同じ食べ物が与えられ続けて満腹状態。
でも、ここの動物と泊まれるグランピングが大好きで、
宿泊費が ノースサファリサッポロの良い収入源になって
動物たちの環境改善につながるといいな、と思います。
パルマワラビーのランちゃんを指名して再会!元気だった?
でもやっぱ、パルマワラビーと過ごすの めっちゃ疲れるぅ~。

青森県立三沢航空科学館

台風があんまり来ないことが決め手になって、青森・北海道旅行にしたのに、台風が来ちゃったので、
青森屋から近い 三沢の町ですごしました。
航空科学館はなかなかロマンがあって 楽しかったですよ。

LIFE COFFEE ROASTER

ゆうりくんはこの夏、ママにたくさんコーヒーを淹れてあげました。
そうすることで、おとうさんからお小遣い(一杯50円)がもらえるので。

さて、この夏、ゆうりくんは 人生で初めてコーヒーを飲んだんですよ。
2024年8月11日。青森県三沢市のスカイプラザミサワにある LIFE COFFEE ROASTER というお店でした。

かくれがゲームカフェ ゆこる

旅行先でボードゲームカフェを探して、遊びにいくのがブーム。
ゆこるは、すごく繁盛してて、いいお店だったね。
うごく、ゆうりくん の中で ママとゆうりくんが笑っているのは、
「ダイスをそれぞれ振って多い目を出した人が先攻」っていうルールなのに、
振っても振っても ゆうりくんとママが同じ目を出しちゃうから。

まったく同じ内容のおみくじを引いたり、ゆうりくんとママは本当に仲良しだね。

串鳥

札幌に詳しい おとうさんの会社のお友だちの藤田さんに教えてもらったお店です。
美味しかったね。ゆうりくんが大人になって、お酒が飲めるようになったら、また行ってください。
ゆうりくんのお友だちと北海道に行くときには、「いい店知ってるんだよ」と知ったかぶっちゃおう。


THE 夏休み最終日

9月1日 日曜日。夏休みの最終日。アディショナルタイムのよう。
台風がずっと停滞していて、お出かけすることも、何にもできないんだけどね。
夏休み最後の日なのに… 10冊読まないといけない読書が 5冊しか読めてない。
10日前に「読書の宿題が出てるじゃん!」と見つけて、1日1冊読むって約束したのに読んでない。
ドリルの丸つけが全然できてなくて、丸つけをしてみると、ちょこちょこ凡ミスをしてる。解きなおし。
8月31日につくったポスターの宿題の出来は、「え~マジで!?」というような残念な出来。
今日 画用紙を買ってきて、作り直しました。
もう、絵に描いたような 「宿題終わってないじゃん」な 夏休み最終日。
「宿題終わってるよ、大丈夫」とか、どの口が言うとんねん!
でもなんとか全部やり終えて、「おとうさん、サンキュー」と言ってもらえました。


2024年8月1日の糸井さんのことば

街でベビーカーを押している御夫婦とか、
子ども連れの人たちをよく見かける。
ついつい、子どもの顔を見てしまう。
目があったらおもしろい顔をしてやろうとか思ってね。
子どもの数が減っているという話題はよく聞くが、
特に少なくなってる印象もないんだよなぁと思ったが、
子どもどうしが群れているようすは、
たしかにあんまり見てないような気がする。
たいていは、大人たちと少人数の子どもというグループだ。

ぼく自身は、1948年生まれいわゆる戦後のベビーブーマーだから、
子どもが多すぎるような状態がふつうの景色だった。
中学のときには、1学年が15組とかあったからね。
ひとつのクラスが60人弱で、15組って、すごいね。
その時期には校舎が足りなくなってプレハブを建ててた。
なんて、いかにも昭和いかにも戦後の思い出ばなしだけど、
またまたいまさら、ふと思ったんだよ。
戦後って、つまり敗戦後のことだよ。
日本は戦争をして敗れて、戦うために家を離れていた兵隊さんたちが、
命だけは無事だったと故郷に帰ってきたわけだ。
帰ってきた故郷も焼けていたり荒れていたりだったろうし、
いわゆる毎日の生活のための食料や物資は、
徹底的に足りなかった時代だと思うんだよね。
でも、そういう生きることのむつかしそうな時代がベビーブーム、
いちばんたくさん子どもが生まれていた。
そのうちのひとりがじぶんなのだけれど、
「そんな、なにもかもが足りない貧しい時代に、
 子どもを育てられる自信はあったの?」
という質問を考えついてしまうのは、いまの時代だからだろう。
食うや食わずのような時代にも、子どもは生まれていたし、
それなりに育って大きくなっていた。
ぼくは、食べものに困っていたという思い出はないけれど、
いまから思えば、我が家もご近所も、貧しかったと思うよ。

子どもが生まれること、そして育てることは、
いつごろからか、とてもむつかしいものになっていた。
年号でいうと、そういう変化って、
どこらへんからはじまっていたんだろうなぁ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
なんか、昔の人はけっこう安上がりに育ったということかな。

2024年8月27日の糸井さんのことば

先日、『すごい思考ツール』という本を出した小西利行さんと
対談をしたのですが、この本(特に第一章)には、
「それ、ぼくも考えていた」ということがたくさんあって、
付箋を挟むだけでは間に合わなくなって、
「100の思考ツール」のすべてにメモを記しました。
小西さんはもともとコピーライターで、
日産の「モノより思い出。」だとか、
サントリーの「伊右衛門」などの仕事が知られています。
しかし、いま現在のぼくにしてみると、
飲食店「挽肉と米」のプランのほうが気になっていました。
そういうことは、さておき。

まず、最初の思考ツールとして書いてあるのが、
「お金がかかるアイディアは、たぶんアイディアではない」
というものでした。
小西さんは大手の広告代理店で仕事していた人ですから、
大きなお金のかかる仕事も、さんざんやってきたはずです。
でも、ここでは、お金をかけずに「何か」を生み出す
ということについて書いています。
詩人金子みすゞの詞は多くの人を勇気づけてきたが、
そのコストは詩を書く紙と鉛筆くらいだ。
バンクシーはアートの世界を変えたが、
かかっている費用はスプレー代くらいだろう。
というような具合に、ゼロ円でできることを考えろと言う。
そのあとに、じぶんがやった仕事の例もあげていますが、
読んでいて、ぼくは、じぶんのことを思い出しました。
「ほぼ日」をはじめたばかりのころです。
いろんな企画を出し合っている過程で、
もう口ぐせのように言っていたことです。
「それ、ただでできないか?」
お金を使えばできることは、お金のある会社や組織のほうが
得意に決まっています。
そうじゃなくて、思ってもみなかったような方法で、
「ただ」でやれることがある、と、考えるのです。
この考え方は、いまでもあります。
だれかのいい考えを現実のものにするために、
ぼくのほうがただで仕事をすることもよくあります。
ムダに思われそうなお金を、あえて使うこともあります。
でも、「それ、ただでできないか?」はいまも言ってます。
小西利行さんの本を読みたくなったのは、ここからでした。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
 いまだと、前橋BOOKFESは、ただを最大限に生かしてます。  


2024年8月28日の糸井さんのことば

取材を受けるとか、インタビューされるとか、対談をするとか、
インタビューをするとか、人と人とが、聞いたり話したりする
機会があります。
一般的に、だれもがそういうことをしているかというと、
そういうものでもないのは知っています。

ただ、いつごろからだかわかりませんが、
ぼくにとっては、そういうことが日常のようなものです。
「ほぼ日」をはじめてからは、特に増えました。
それまでは、雑誌や、ラジオ、テレビなどの媒体がないと、
対談やインタビューの機会はなかったのですが、
「ほぼ日」という場ができたおかげで、媒体はいつでもありますよ、
ということになったからです。
さらに、「ほぼ日」がはじまってから四半世紀を過ぎて、
「ほぼ日の學校」が出発しました。
そうすると、いままでの「ほぼ日」だけのときより、
会いたい人登場していただきたい人が何倍にも増えました。
ぼくの出番も多くなって、はじめてお会いする人とも、
たくさん話をすることになりました。
こういうことは、ぜんぶ、いいことです。
いろんな場所に旅をすることや、さまざまな料理を食べることや、
考えてもいなかった体験をすることと同じように、
人に会って、話を聞くということは、
「じぶんを変える」ような「出来事」なんですよね。

聞いているときにも、聞かれることもあります。
そんなときには、いままで考えなかったことでも、
なんとか考えてなんとか話すことになります。
インタビューを受けるときも、新しくなにかを考えます。
インタビューするときにも、新しくなにかを考えています。
こういうことを、こんなにたくさん繰り返して来たせいで、
じぶんのなかの考えが生まれたり育ったりしたと思います。
「会う、話す、考える、変わる」が、いつでもセットのようになって
「わたし」ができていく。
こんな機会をこれほどたくさんいただけて、
ほんとうによかったと思っています。

みんなも、「ごっこ」でいいから、
インタビューをやるといいんじゃないでしょうか、本気で。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ほぼ日の學校やっと知られてきたようで(笑)うれしいです。

実はおとうさん、ゆうりくんとママの素敵な家族がいるのに
ひとり暮らしにも憧れちゃうんだよ。
『誰に気兼ねすることなく、自由気ままに暮らして、
 仲良しの人と ちょっと繋がりがあれば、さみしくない、しあわせ』
って感じる人が増えていると思います。
8月1日の糸井さんのことばのように、
少子化の原因を ぜんぶ低収入のせいにするのは、違うんだと思う。
どういう人生を送りたいか、のイメージの中心に、
家庭のあたたかさがあるかどうか、だと思います。
兄弟姉妹の人数が減ることで、子供同士で教える・教わるの関係が
だいぶ減ってしまっているのでしょうね。
教えることで 自分はすごく伸びるから、それが減るのは心配です。

「お金がかかるアイディアは、たぶんアイディアではない」
というのは、ほんとうにそう。
でももう一方で、「ただ」は危うい。
教育の無償化は、違うんじゃないか、と思ってます。
教えられるほどに研究と努力を積んだ人が 先生や教授になる。
その貴重な知見を「タダで教えろ」というのは、間違っている。
『お金払うから、苦労してでも励むから、教えてほしい』
そういう熱心な生徒でないと、コーチングなんかできないです。
教える側になりたいと願わずに、教えてもらうのが当たり前な人が
増えていくのでは、未来は明るくありません。

8月の終わりに、ゆうりくんとおとうさんは「バフ」の話をしました。
「バフ」とはゲームにおいて、自分や味方キャラクターの能力値や
ステータス(攻撃力や防御力、素早さなど)を上昇させ、
有利な状況に導く効果・スキルのことです。

ゆうりくんは、教えられる人になりなさい。
「バフ」の能力を持ちなさい。
ゆうりくんがいることで、周りの人たちが強くなる。
そういう人になってほしいです。

教えることは、アウトプット。
息を吐きだすと、次は息を吸い込むしかなくなる。
それと同じで、アウトプットをすると(ひとに教えると)
それで本当に合っていたかな、相手の役に立ったかな、と不安になる。
不安になるから、一生懸命に考えて、調べる。
「やっぱり、私は間違っていた」となるかもしれない。
それでもよくて、次の教える機会に、より広く、深く教えられる。
いちど答えを出して、それを自ら疑う。より良い答えを探し求める。
どれもが正解で、混沌としてしまうかもしれない。
でも、そうすることでしか、進歩・進化は得られないのだと思います。


MUSIC

2024年8月のうごく、ゆうりくん の楽曲紹介

Big Bloodさんの ♬ "1000 Times" です。

最近、うごく、ゆうりくんの楽曲がスッキリ決まった
なんてことがありません。
うーん… と悩んで、Spotify で探しまわって、やっと見つけます。
ゆうりくんが育ったから。一筋縄ではいかないから。

♬ "1000 Times" はあまりにポップで なんだか懐かしいメロディだから
カバーなのかな と思いましたが、Big Bloodさんのオリジナルのようですね。
2024年8月のゆうりくんに似合う、良い曲が見つかりました。


Spotify Recommend Radio August 2024

『うごく、ゆうりくん』 プレイリスト


先月号も読んでね


ご感想、あなたのニュースや、 あなたがふたたび訪れたい場所など、おきかせください。